ウズラ【身近にいる鳥たち】

2024年2月7日

車で時間をかけて出かける先に、ウズラの卵を使ったデザートの専門店があります。ウズラの卵そのものも扱っていることもあり、以前は料理に入っている時しか付き合いのなかったウズラの卵を意識する機会が増えました。そんな卵を産んでいるウズラという鳥について気まぐれに調べてみました。

目次

ウズラってどんな鳥?

ウズラの特徴

ウズラの特徴をまとめると以下になります。

科目キジ目キジ科ウズラ属
学名Coturnix japonica
体長20cmほど(体は丸みを帯びていて尾は短い)
体重90~160g(メスよりオスの方が重い)
翼長9.1~10.4cm
体色雌雄異色
オス
・顔から脇腹まで赤褐色で頭部からの上面
・翼は淡褐色
・白っぽい頭央線と眉斑
・頭部からの上面と翼に黒褐色の斑と淡黄色の縦斑
・胸は淡褐色
・頸(くび)から胸、脇腹にかけて白っぽい縦斑
・腹の下面は汚白色
メス
・オスより赤褐色味がない
・眉斑は淡黄色
・喉は白っぽい
共通
・嘴は小さくて黒い
・足は淡肉色

ウズラの名前の由来

ウズラの名前の由来には諸説あります。代表的なものとしては草むら(叢)を表す「ウ」に「群がる」という意味の「つら」がついて「ウヅラ」となり、現在では表記が変わって「ウズラ」となったとされます。

他にも「うずくまる(蹲る)」「埋る(うずる)」の「ウズ」に接尾語の「ラ」を加えたとする説もありますが、かつての表記違いを考えると前者の説の方が有力かもしれません。

ウズラは英語では何と呼ぶ?

ウズラは英語で「Japanese quail」といいます。正確には「quail」でウズラなのですが、日本のウズラを指す時には頭に「Japanese」とわざわざ付けます。

ウズラを漢字で書くと?

ウズラは漢字で書くと「鶉」です。由来は「ずんぐりした鳥」となります。「鶉」の「享」には「ずんぐりしている」という意味があり、鳥と合わせることで「ずんぐりした鳥」で「鶉」です。

ウズラの鳴き声

ウズラは鳴き声を日本語に当てはめる聞きなしで「御吉兆(ごきっちょう)」といわれるさえずりをします。このさえずりから室町時代にはすでに飼育が始まっていたウズラを戦場に持ち込み、鳴き声で士気をあげたという話まであるのです。

ウズラの鳴き声はこちら。

ペットでウズラを飼っているといろいろと地鳴きを聞くことができます。「ピヨピヨ」と鳴いている時はリラックスしている時や調子のよい時、「クルルルルル」と鳴いている時は警戒しているときです。警告や催促の時には「ピピッピピッ」と鳴きます。

普段は小声から大声へと声を大きくしながら鳴きますが、口を大きく開けて大声から小声になるよう鳴きだしたらそっとしてあげましょう。「ピョイピョイピョイ」と連続的に鳴いて威嚇してきます。興奮状態でもあるので離れて静かにしてあげてください。

ウズラの生態

特徴

ウズラの生態をまとめると以下になります。

分布インド北東部・タイ・韓国・中国・北朝鮮・日本・ブータン・ベトナム・ミャンマー・モンゴル・ラオス・ロシア東部
分類渡り鳥・漂鳥
・漂鳥(本州中部以北で繁殖したものは冬季に本州中部以南の太平洋岸に移動)
・冬鳥(朝鮮半島で繁殖した個体が九州・四国・山陽・東海地方に移動)
生息域平地から山地の草原・農耕地・牧草地・河川敷など
食性雑食 草の種子・葉・穀類・昆虫類など
性格臆病(ただしなつきはよい)・神経質(羽根の生え変わり時など)
天敵イタチ・野良猫・カラス・猛禽類など
寿命・野生で3~4年
・飼育下で6年の記録あり
・産業用・実験用のウズラは1.2~1.5年
・メスの平均寿命は586~694日(最高1690日)

ウズラは渡り鳥

ウズラはキジ科の鳥の中では本当の意味での渡りを行う唯一の鳥です。渡りをする時には数百羽のウズラが群れを作って海を渡ります。しかし翼が小さいことから長距離を一気に飛ぶことはできません。翼が疲れた時は所かまわず降りて羽を休め、また一団となって渡りを再開するといわれています。

日本のウズラは以前は亜種扱いだった

日本を含む東アジアのウズラは、かつては旧ウズラの亜種とされていました。旧ウズラは現在ではヨーロッパウズラとなり、学名もCoturnix coturnixといい日本のウズラとは異なります。

ウズラは絶滅危惧種

日本の環境省カテゴリーにおいて、ウズラは絶滅危惧II類(VU)となっています。もともとは狩猟鳥として狩ることもできた鳥でした。1975年から2004年までは1日1人5羽まで狩ることができたのです。しかし1989年に石川県と岩手県で、2002年に京都府でウズラの狩猟は禁止されました。生息数の減少から2007年から2012年まで全国で一時的に捕獲禁止となりましたが2017年まで禁止処置は延長、2013年には狩猟鳥獣から除外されたことを受けてウズラの狩猟は違法行為へと変わったのです。

ウズラのその他の特徴

ウズラはニワトリとは近縁種に当たります。そのためニワトリのオスとウズラのメスとの間に子供が生まれた例もある鳥です。ただしこの交雑種は子孫を残す能力はありません。また近親交配を続けると子孫を作れなくなる退行という現象が発現しやすいという特徴もあります。3世代目になると系統維持が困難な状況に陥り、5世代を数える時には次の世代につなげるのが困難になったとする研究結果が報告されているのです。

ウズラの繁殖

特徴

ウズラの繫殖形態をまとめると以下になります。

繁殖期5~9月
つがいの形態一夫一妻・一夫多妻両方あり
営巣場所植物の根元や地面のくぼみ
材料枯れ草
巣作り担当メス
抱卵担当メス
子育て担当メス
卵の数・特徴・7~13個(18個という記録もある)
・卵の重量はメスの体重の約8%の10gほど
・白地に大小の黒い斑点
・稀に模様なしの白い卵もある
・模様は個体ごとに決まっている
孵化までの日数16~21日
巣立つまでの日数0日(生まれてすぐ)
独立までの日数1~2ヶ月(孵化から20日ほどで飛べるようになる)

ウズラは短期間に産卵を繰り返す

ウズラのメスは先に産んだ卵が孵化して6週間もすると次の産卵を開始します。産卵は通常午後に行われ、特に午後4〜6時にかけてが多いという研究結果がある面白い鳥です。ただしすべての卵が白地に黒の模様付きというわけではありません。全体が茶色だったり殻が柔らかかったりすることがあります。このような卵が産まれる原因は親鳥の病気や年齢(老齢)、栄養不良などが原因です。ウズラは暑さには比較的強いものの寒さには弱い鳥で、15~24℃を好むとされます。寒さが続けば羽根が生え変わりますが、健康上はもちろん見た目にもよくないというのが通説です。

ウズラの仲間(種名・学名・生息地)

  • ヨーロッパウズラ(学名:Coturnix coturnix)ヨーロッパ・アフリカ・中近東・モンゴル
  • ムナグロウズラ(学名:Coturnix coro mandelica)スリランカ・ビルマ
  • ヤクシャウズラ(学名:Coturnix delegor guei)サウジアラビア
  • オーストラリアウズラ(学名:Coturnix pectoralis)タスマニア
  • ニュージーランドウズラ(学名:Coturnix novaezelandiae)絶滅

ウズラの飼育の歴史

ウズラは古くから飼われてきた

ウズラはもともと紀元前3000年のエジプト時代から人間とかかわってきた鳥です。壁画にも残り、ギリシャ神話にも登場することからも身近な鳥であったことがうかがえます。

日本のウズラはそんなエジプトから渡ってきた一群の子孫と考えられ、中国では古くから家畜化されました。隋や唐、宋の時代には闘鶉(とうじゅん)のために飼育され、今でもパキスタンなど中央アジアでウズラを戦わせる賭博が行われています。闘鶉はかつてロシアでも行われ、日本では中世の武士階級で鳴き声を競い合う「鶉鳴き合わせ」が盛んでした。

日本の鳴き合わせは桃山時代ごろから始まり江戸時代にブームとなり、大正時代まで続いた人気の娯楽です。江戸時代には富裕層がよいウズラを高値で売買しただけでなく、飼育籠には螺鈿(らでん)や蒔絵を施した贅沢な逸品を競って買い求めました。幕府に取り締まられるほど熱狂的な娯楽となり、番付表が作られるだけでなく庶民も観戦に訪れる人気ぶりだったのです。

明治時代にも人気は続きましたが、鳴き合わせの起源となったナキウズラが絶滅してしまったのは何ともかわいそうな話といえます。

ウズラは採卵用と食用の両方で飼育されている

ウズラは平安時代には調理法を記した書物が登場したように、古くから食用として珍重されてきた歴史があります。中国でも周王朝時代には献上品としても生贄としても扱われていました。

日本で採卵用のウズラの飼育が本格化したのは明治時代中期です。当時は肺病や心臓病の薬になると信じられて珍重されていました。産業用ウズラの生産性向上が図られ、大正時代にもなると積極的に品種改良も行われるようになったのです。

第二次世界大戦で飼料不足などから一気に飼育は壊滅状態となり危機を迎えます。しかし愛知県豊橋市で飼育が再開されて持ち直しました。昭和40~46年にはアメリカから輸入した大型種を使って改良が行われるなど積極的な品種改良が続きます。結果として生産性が高い日本のウズラは世界から注目を集め、アメリカやロシア(当時はソ連)、東南アジア、中国、ブラジルなど多くの国に輸出されました。このことから唯一日本で家畜化された動物といわれるまでになったのです。

今ではオスは精肉用として、メスは採卵用として飼育されています。成熟の早いウズラはオスは60日で出荷され、メスは生涯で平均342~384個(最高630個)の卵の採卵が可能です。

ウズラの飼い方

ウズラは人気のペット

ウズラは比較的飼いやすいペットとして人気です。ただし鳴き声が大きいなど注意することもあります。またオスとメスを一緒のケージに入れてしまうとオスがメスを追いかけ回す、攻撃するといったことがあるため、繁殖目的以外では別々に育てるようにしてください。いずれにせよかわいい命です。中には病弱な個体もいることがありますが、飼い始めたら最後まで責任を持って飼育しましょう

ウズラを飼うために用意する物

ウズラを飼うためには用意するべき物がいくつもあります。入れておくためのケージ、ウズラの足元を守る床材エサも植物質のものだけでなく動物質も用意しましょう。エサ入れ水入れ砂浴び用の容器と砂浴び用の焼き砂も必要です。寒さに弱いのでヒーターも用意してあげてください。そしていざという時に頼りになる飼育本も準備しておくとよいでしょう。

ウズラ用のケージの大きさは?

大人のウズラを飼うときは縦310mm、横440mm、高さ230mmのケージで3~4羽飼えます。ただし一緒に飼ってもよいのはメス同士のみなので、オス・メスを飼うときにはもっと小さいゲージをそれぞれに用意してあげましょう。

ウズラ用のエサ入れは?

ウズラはエサ入れに入って足でひっかきまわし、散らかしながら食べる習性があります。エサ入れの中にもフンをするので毎日掃除できるものを用意しましょう。ひっくり返されないように重いタイプのものか、壁掛け式タイプがおすすめです。

ウズラのエサの注意点

ウズラは配合飼料以外にチャボ用飼料やハト用飼料も食べます。しかしハト用飼料の場合はウズラには粒が大きすぎるためひと手間かけてあげましょう。砕いて食べやすくしてからあげるようにします。ウズラは食べる時にエサを飛ばして散らかしてしまう鳥です。掃除も大切ですが、散らかす分も考慮して多めにエサをあげてください

また飼い始めの時はどんなエサをあげていたのかを聞いておくことも大切です。いきなり全く違うエサになるとウズラが困ってしまうことがあります。最初の頃は以前から食べなれているものをあげ、だんだん新しいエサへと切り替えていくようにしましょう。

エサの注意点として忘れがちなものが野菜です。ビタミンやミネラルの補給用として小松菜などの葉野菜を補助食としてあげましょう。傷み始めたらすぐに新しいものに変え、常に新鮮な野菜をあげてください。動物質のエサも忘れてはいけません。手軽なものはミルワームなどの生餌です。ただしミルワームはアゴが強い昆虫のため、ウズラの胃壁を傷つける可能性があります。ひと手間かけて頭をつぶしてからあげるとよいでしょう。

ウズラの水入れは?

給水ボトルをゲージに固定しておくとよいでしょう。ウズラは体が小さいために水切れに弱いです。水がちゃんとあるか常に確認してください。置くタイプの水入れの時は、ひっくり返されないように重いものを選びましょう。

ウズラは低温に敏感

ウズラは暑さには比較的強い鳥です。反面寒さには弱く、冬にはヒーターで温めてあげましょう。羽が生え変わる換羽という症状が現れた時には寒すぎるという合図です。健康上も問題が出るのですぐに温めてあげてください。

ウズラのケージも掃除しよう

ウズラを入れる前にケージのすのこの上に新聞紙を敷いておきましょう。汚れ具合によって取り換えます。すのこも時々外し、ブラシでよくこすって清潔に保ってください。感染症の予防に欠かせません。

ウズラは日光浴も大好き

ウズラは毎日日光浴をさせましょう。体に必要なビタミンDを作るためにも欠かせません。窓ガラス越しの日光浴では紫外線が届かないため意味がない点も要注意です。季節によって日差しの強さは異なるものの、毎日2~3時間ほどベランダや庭先で日光浴をさせます

ただし天敵であるカラスや猫に狙われかねない危険な状況にもなることを忘れてはいけません。「大きめのゲージに入れてゲージそのものを2重にする」など安全対策を施してあげてください。

ウズラの病気は?

ウズラが病気になった時には素早く気付くことが大切です。中には発症したら治療が困難な病気もあります。普段の健康管理として日々の天気や与えたエサ、どれだけ食べたか、体重は正常かなど観察日記をつけるとよいでしょう。獣医さんに日々の様子を伝えるのにも役立ちます。ウズラは下痢を起こしやすい鳥です。ちょっとした体調の変化が便に出ると思って注意するとよいでしょう。ウズラは音に敏感ですぐにストレスを感じてしまいます。気温が低すぎるとお腹を壊してしまうことも珍しくありません。飼育本の注意点や獣医さんからの注意をよく確認して環境を整えてあげましょう。

飼っているウズラの卵は食べられる?

答えは危険を伴うのでおすすめしません。基本的に食べないようにしましょう。販売用に飼育されているウズラは徹底的に管理され、病気が入らないように調整されています。しかしペットで飼われているウズラはそうではありません。人と共通する病気を持っている可能性があります。中には目や胎児に悪影響のある怖い病気「トキソプラズマ症」という病気にかかることもあり得るため、ペットのウズラの卵は食べない方が無難です。

ウズラはジビエ料理でも人気

ウズラ肉は古くから愛されてきた食材

ウズラを飼っている人にとっては「あんなかわいい鳥を食べるなんて!」と思われるかもしれません。しかしウズラは古くから日本でも食べられてきた鳥です。2013年9月から狩猟禁止になるまでは人気の狩猟鳥でした。実際昭和40年代には家庭でも広く流通する食肉でもあり、焼き鳥店でも珍味の1つだったのです。近年になって可食部の少なさや小骨の多さなども手伝い消費量は減少してきました。それでもウズラの独特な味わいには根強いファンがいるだけでなく、西洋料理ではメジャーな食材でもあります。イタリアンやフレンチなどではメイン料理にまで使われるほど人気です。

ウズラ肉の特徴

日本でジビエとして購入できるものはすべて輸入品で、秋~冬に越冬のため脂乗りがよくなり味がよいとされます。足の色で味が異なることも特徴で、赤いルージュ(ペイドロ・ルージュ)は淡白な味わい、白いグリ(ペイドロ・グリ)はルージュよりもやや硬めで濃い目の味わいです。年齢でも呼び名が変わります。1歳以下の若鳥は「ペルドロー」、1歳を超えると「ペルドリ」です。ペルドローの方が柔らかく味がよいとされるので、購入時には足の色も含めて確認してください。

ウズラ肉はヘルシー?

日本で購入できるウズラ肉は、輸入品か産む卵の数が減ったために廃用となってしまったメス、卵を産めないオスのウズラの肉です。胸やモモがおいしいとされますが、ジビエ料理の場合は丸鳥のまま調理されることも珍しくありません

輸入品も国産もウズラ肉は高たんぱくであると同時に低脂質で低カロリーです。文部科学省の食品成分データベースによると、カリウム、鉄、ビタミンB2、ビタミンB6が豊富です。カリウムは血圧や体内の水分量の調節に必要なことから、高血圧やむくみ予防などが期待できます。ビタミンB2は代謝にかかわるビタミンのため、体をよく動かす人ほど必要な栄養素です。ビタミンB6はタンパク質の代謝にかかわるだけでなく、筋肉や血液を作るためにも必要となります。ウズラ肉に多く含まれる鉄分とともに貧血予防効果が期待できるといえるでしょう。

ウズラの卵のエトセトラ

ウズラの卵の栄養

ウズラは早く孵るために必要な栄養を小さい中身いっぱいに含んでいます。そのため一般的な卵である鶏卵よりもより多くの栄養素を含んでいる点が特徴です。ビタミン類も総じて鶏卵よりも多く、ビタミンB12は4倍にもなります。

ウズラの卵は昔から栄養価の高い食品として薬としても珍重されていました。古代中国でも健康食品としての記載がみられ、日本でも昭和初期までは肺病や心臓病の薬として販売されていた歴史を持ちます。そんなウズラの卵にはもう一つの特徴が。白身に対して黄身の部分も多く、鶏卵の黄身の割合が約30%ほどに対してウズラの卵は約38%です。栄養価が高くて食べ応えもあるウズラの卵は素晴らしい食品といえます。

100gあたりウズラの卵鶏卵
エネルギー(kcal)157142
カリウム(mg)150130
カルシウム(mg)6046
リン(mg)220170
鉄(mg)3.11.5
ヨウ素(μg)14033
ビタミンA(μg)350210
ビタミンB1(mg)0.140.06
ビタミンB2(mg)0.720.37
ビタミンB6(mg)0.130.09
ビタミンB12(μg)4.71.1
葉酸(μg)9149
パントテン酸(mg)0.981.16
厚生労働省・食品成分データベースより

ウズラの卵もアレルギーに注意

ウズラの卵も鶏卵と同様にアレルギーに注意が必要です。ただし鶏卵よりはアレルギーを起こしにくいとされ、ヨーロッパではアレルギー症状の緩和薬として使われたこともあります。

実際に一般的にはアレルゲンとなる成分であるオボムコイドというたんぱく質が人の腸内のトリプシンという物質と親和性があるといわれ、このためアレルゲンとなりにくいのです。ウズラの卵に含まれる有効成分によって免疫力が高められることから、フランスの臨床試験では花粉症や鼻炎等のアレルギー患者への有効性が認められた実績もあります。卵を使ったワクチン作成の際にもウズラの卵が使われるなどしているのもこのためです。しかし残念ながらまったくアレルギーが起こらないわけではありません。卵に対してアレルギーを持っている人は避けたほうが無難な食材には違いないので気を付けてください。

ウズラの卵の基本の調理法

ウズラの卵の簡単な茹で方

卵のからも簡単にむけるゆで方がいいですよね。子供でもできるおすすめの方法です。

つるんと剥ける!うずらの玉子のゆで方♪

ウズラの卵の味玉

ゆで卵の定番料理の1つが味玉ではないでしょうか。ウズラの味玉も簡単です。

◆ うずらの煮たまご ◆

ウズラのイメージはやっぱり卵?

私はウズラを飼っていないこともあり、やっぱりウズラというと卵が真っ先に思い浮かびます。地元にはウズラの卵を使ったデザートの専門店もあり、プリンやカステラ、カヌレなどがお気に入りです。ポイントがたまるとウズラの卵をもらえることもあり、そのお店に出かけるようになってからはウズラの卵のお世話になる機会も増えました。

ウズラを飼う予定はないので、やっぱりこの先もウズラのイメージは卵のままになりそうです。

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Posted by koroton