タンポポ【庭の草木や花々】

2023年1月17日

庭をふっと見ると黄色い丸が点々と。タンポポです。真冬以外は1年中咲いている印象のタンポポは暖かさを感じさせてくれる花。しかし雑草として考えるとなかなか手ごわい相手でもあります。そんなタンポポについて気まぐれに調べてみました。

タンポポってどんな植物?

タンポポの基本情報

科目キク科タンポポ属
分類草花
形態多年草
15cmほど
原産地北半球の温帯から暖帯(多くはユーラシア大陸)
開花期日本在来種は3~4月、外来種は1年中
花色黄・白・オレンジ
耐寒性強い
耐暑性強い

タンポポの特徴

タンポポの花

タンポポの花は花茎と呼ばれる茎の上に1つだけ咲きます。タンポポに似た花はいくつかありますが、見分けるときには「花茎が途中で枝分かれしていないかどうか」で判断するとよいでしょう。

なお花茎とは花をつけるためだけの茎のため、葉をつけることはありません。中も空洞になっていますがその理由は不明だとか。綿毛が全て飛んでいくと役目を終えて枯れてしまいます。

先ほど「花茎の上に花は1つ」とご紹介しましたが実際には「花の塊が1つ」です。タンポポの花は小さい花がいくつも集まった頭状花と呼ばれるもの。1つの花弁に見えるものは5枚の花びらがまとまってできています。個々の花は根元が筒状になっていて、そこから雄しべが5本くっついた雌しべを伸ばす舌状花(ぜつじょうか)です。綿毛もすでに根元に用意されており、いかにもタンポポらしい花といえます。

タンポポの花は開き方も特徴的です。まず花は明るさに反応して咲きます。朝に開いて夜になると閉じるだけでなく雨の日には咲きません。花は雨が降らなければ規則正しく3日連続して咲きます。

ちなみに花が最初に開き始める条件は、日光で15~25℃ほどまで気温が上がること。ただし2日目は日が差せば開き、3日目は日が差さなくても雨でなければ開くこともあります。

タンポポの種

花が終わって種が熟すとタンポポは花茎をより高く伸ばします。環境によって差はありますが、長いと40cmを超えることもあるとか。伸びた花茎の先にはタンポポのもう1つの象徴ともいえる綿毛がつきます。花茎が伸びるのは綿毛をより遠くまで飛ばすためです。

さらにタンポポは遠くまで種を飛ばすため、雨の日には綿毛を開かずやり過ごします。雨がやんで湿度が下がり、綿毛が乾いて軽くなってから開くのです。

この綿毛をよく見ると、上の部分に細かい繊維が逆さにした傘のように開いてついています。これは冠毛と呼ばれるものです。冠毛の下に細い茎のようなものが伸び、さらにその下には痩果(そうか)と呼ばれるタンポポの果実がついています。

タンポポの綿毛が丸い見た目になるのは頭状花がたくさんの小さい花の集まりだからです。1個1個の花の根元で実が熟して種となり、たくさんの冠毛が綿毛を形作ります。

タンポポの葉

タンポポは生長点が地面近くにあり、そこから葉が放射線状に広がっています。ロゼット型と呼ばれる生育型で、広がっている葉の形も特徴的です。ノコギリを思わせるギザギザとした切れ込みが入っていますが、この切れ込みの深さは日光の当たり方でも変わります

例えば日当たりのよい場所のタンポポ。光が下の方まで届くように切れ込みが深くなり、葉の枚数も多くなりがちです。

逆に日陰に生えているタンポポは、少しでも光に当たろうと切れ込みは浅くなります。下の葉も光に当たらなければ意味がありません。そのため枚数も少なくなりがちです。

しかし日当たりのよい場所に生えたタンポポでも日光に当たりにくくなる時期があります。ほかの植物が生い茂る夏です。背の低いタンポポはどうしても下になるため日当たりが悪くなります。そこで夏は葉を減らして活動量を落とすのです。秋になってほかの植物が枯れて日当たりがよくなってくると、葉を茂らせて活動を再開します。あえてほかの植物と競合しないのがタンポポの賢い生存戦略です。

タンポポの根

タンポポの根は地中に向かって長く伸びていきます。株の大きさにもよりますが、長さは30~50cmほどが一般的です。大きな株になると1mを超えることもあります。まるでゴボウのような太い根は、地上部だけを刈り取っても再生できる強い生命力があるため雑草としては厄介です。しかしこの根を掘り出し焙煎すれば、コーヒーの代用品にも使われるタンポポコーヒーができあがります。ただし味はコーヒーそのものというわけにはいきません。それでもノンカフェインで健康効果があると昔から親しまれている飲み物です。

タンポポの名前の由来

タンポポの英語の名前の由来

英語でタンポポは「Dandelion(ダンデライオン)」といいます。時として花がライオンのたてがみに似ているからこの名がついたといわれますが間違いです。名前の由来は葉。ギザギザとした歯がライオンの歯並びを連想させるということでこの名前がつきました。元はフランス語の「Dent-de-lion(ダン=ド=リオン:ライオンの歯)」からきています。

またタンポポはドイツ語で「Löwenzahn(レーヴェンツァーン)」といいますが、こちらも英語と同じでライオンの歯に見立てられたものです。英語ではほかに「Blowball(ブローボール)」ともいいます。綿毛の球状の部分が崩れるように散る様子に由来するものです。

タンポポの日本の名前の由来

日本語のタンポポには諸説あります。まずは綿毛が稽古用の槍の先に付けるタンポと呼ばれるものに似ているためという説です。このタンポとは綿を丸めてから布でくるんで槍の穂先の代わりとした物で、似ている穂ということで「タンポ穂」となったといわれています。

ほかにも「田菜」と呼ばれていたタンポポは徐々に「たん」に変わりました。さらに綿毛がほつれることを「ほほける」といっていたものが組み合わさり、タンポポに変わったとする説です。

さらに子供の遊びが発祥とする説も。タンポポの花茎を切って両端を細かく裂くとくるんと反り返ります。その様子が和楽器の鼓に似ていることから「鼓草(つつみぐさ)」と呼ばれていました。鼓の音が「タンタンポンポン」と表現されることから連想されてタンポポ、とする説もあります。なおタンポポを漢字で「蒲公英」と書きますが、こちらはもともと中国からきた字です。開花前のタンポポを乾燥させた生薬を指す言葉で「ほこうえい」と読みます。そのままタンポポに当てられて使われるようになったというのが通説です。

タンポポの花言葉は?

タンポポの花言葉は「愛の信託」「信託」「誠実」「幸福」「真心の愛」です。

多くはヨーロッパで昔から続く「タンポポの綿毛を一息で吹ききれれば恋愛が成就する」という恋占いに由来します。「真心の愛」は太陽に向かって咲く様子を恋心に例えた花言葉です。

またタンポポは園芸種も作られている人気の花だけに、色ごとにも花言葉があります。ヨーロッパに自生するコウリンタンポポに代表されるオレンジは「眼力」「目ざとい」です。日本の野生種のシロバナタンポポの白は「私を探して」「私を見つめて」。日本では特に西日本でよく見かけますが、世界では非常に珍しいのが由来です。

なお園芸種で桃色タンポポというものがありますが、フタマタタンポポ属の一年草で品種が異なります。花の形は似ていますが、いわゆるタンポポではないので覚えておきましょう。

一方でタンポポの綿毛の花言葉は「別離」「別れ」「思わせぶり」とあまりよい印象のものはありません。綿毛が風で飛んでいく様子や、恋占いの結果が不確定要素で変わりやすい気まぐれさからついたとされます。

「別離」や「別れ」といった花言葉はアメリカの昔話の影響もあるとか。「タンポポと南風」という物語で、内容は怠け者の南風の恋物語です。

怠け者の南風はある日タンポポと気付かずに黄色い髪の少女に恋します。日々、少女をうっとりと眺めて過ごす南風。しかしやがてタンポポは綿毛になり少女の姿は白髪の老婆に変わってしまいます。その姿に悲しくなった南風がため息をつくと、綿毛は全て飛んでいってしまいました。その後南風は二度と少女に会えなくなってしまうというものです。

タンポポの花言葉が怖いといわれる由来にもなったとされています。

日本に自生するタンポポ

タンポポは日本タンポポと西洋タンポポに分かれる

日本で見られるタンポポは在来種である日本タンポポと明治になって入ってきた外来種の西洋タンポポに分かれます。日本タンポポと西洋タンポポでは外見に大きな違いがあります。

例外もあるといわれていますが、通常花の下の緑の部分である総苞外片(そうほうがいへん)がピッタリとくっついてまとまっているものが日本タンポポです。西洋タンポポは総苞外片が反り返っているので見た目でもはっきり違います。

・こちらが日本タンポポ

・こちらが西洋タンポポ

その他にも違いがあるので見ていってみましょう。

日本タンポポの特徴

日本タンポポは3~4月と花期が短く、夏になると葉をほとんど落として夏眠する特徴があります。これは西洋タンポポにはない特徴で、元々丈の低い日本タンポポが他の植物に負けないための戦略です。非効率を避けて生命活動を極限まで抑え、秋にほかの植物の勢いが落ちたところで再び活動を再開します。

花は小さめなのに種は大きめで西洋タンポポよりも種の数は少ないです。しかし春に飛ばした種には初夏、秋、翌年の早春と、3度に分けて発芽する特徴を持っています。発芽適温も20℃以下となっていて、生育に適さない夏を避けるようにできているのです。そのため種の数は少なめでも安定して増えることができます。日本の環境に適応した生存戦略を取っているのです。

日本タンポポの種類は全国で15種類といわれていますが、遺伝子には大きな特徴があります。関東以南では2倍体の遺伝子型をした種類が多く、仲間が近くにないと受粉して増えることができません。しかも近縁のタンポポの花粉だと種も正常なものにならないともいわれています。そのため近くに同種でも様々な遺伝子を持った個体が求められることが難点です。

それに対して関東以北の日本タンポポは3倍体以上の高次倍数体のものが多く、種は親株のクローンのため1本でも増えることができます。ところが2010年3月1日の富山大学ホームページ内の理学部のトピックスで意外な発表がありました。今まで知られていたのとは異なる倍数体のタンポポが多数見つかっているというのです。タンポポに関しての研究はまだまだ必要とされています。

西洋タンポポの特徴

西洋タンポポとは日本に帰化している外来タンポポの総称です。原産地はヨーロッパ、もしくは中近東と考えられていて、細かく分類すれば複数種類あるとも。

多くが3倍体の遺伝子型をしているため、単体で実をつけられるのが大きな特徴です。種は全て自身のクローンなので1株残れば延々増えていくことができます。種の数も多いことから都市部で見られる多くのタンポポは西洋タンポポです。

1株だけで増えることができて種の数も多い。一見すると強そうな西洋タンポポですが、在来種と比較すると繁殖力は決して高くないのが現実です。

西洋タンポポは1年中花を咲かせて種を飛ばしますが、夏に飛ばした種の発芽率や芽が成長できる確率は決して高くありません。25℃以下までは発芽適温のため初夏でもかまわず芽を出します。その結果、夏の暑さやほかの植物との競争に負けて枯れる確率も高いです。

ただし西洋タンポポは頭状花の80%が種を作るといわれています。1個体で数を増やせること、数多くの種を作れることで草丈の低い都心部などでは多くがこの西洋タンポポです。

西洋タンポポと日本タンポポの交雑種も見つかっている

本来日本タンポポと西洋タンポポは遺伝子型も異なる別種です。種の作り方にも違いがありますが、近年の解析で交雑種が見つかっています

交雑種の特徴をまとめてみました。

  • 総苞外片が一部分反り返っている(ただしシロバナタンポポは元からこの特徴を持つ)
  • 花茎が短い(在来種の特徴)のに総苞外片が反り返っている(外来種の特徴)
  • 花の時期の花茎は在来種相当に短いのに、綿毛になると外来種相当まで伸びる

西洋タンポポでも異なる倍数体の個体が見つかっていることから、交雑も自然のことなのかもしれません。しかしまだ詳しいことがわかっていないのも事実のため研究は続いています。

日本タンポポの種類

日本タンポポの種類は20種類ほどです。日本全国に広く分布し、地域ごとに種類が異なります。主な種類は以下のものです。

  • カントウタンポポ:関東を中心に東北から東海で見られる
  • カンサイタンポポ:花径は3cmほどと小柄で近畿から北九州を中心に見られる
  • シロバナタンポポ:カンサイタンポポを親とする変種で関東・北陸地方以西で見られる。四国や九州の一部では「タンポポは白」がメジャー。

このほかにも東北以北に自生するエゾタンポポや静岡中心のトウカイタンポポ、隠岐諸島に自生するオキタンポポなどがあります。白いタンポポでもケイリンシロタンポポ、中国地方を中心に自生するキビシロタンポポ、東北地方に多いオクウスギタンポポと複数の種類が確認済みです。

タンポポの育て方

日当たり

自然でも日当たりのよい場所でよく目にするように、タンポポは日光が大好きです。半日陰でも育ちますが日向に置くようにしましょう。

ただしタンポポの葉は食用にもなります。あまりに日当たりがよすぎると葉が固くなってしまうため、サラダなどに使うのであれば半日陰の方がおすすめです。

元々野草で丈夫なため土は特に選びません。花付きをよくする、葉を多く収穫したいというのであれば肥沃な土に植え付けます。普通に花を楽しむだけなら腐葉土を混ぜ込んでおけば十分です。

植え付け

植え付けの適期は2~3月です。地植えにするなら1~2週間前に地面を掘り起こして土を柔らかくしておきます。鉢植えなら根が長く伸びるため深鉢に。

植え付けは根を傷めないように根鉢を崩さずに植え付けます。植え付け後はたっぷりと水をあげましょう。

根が傷むのを嫌うため基本的に植え替えは避けた方がよいです。地植えにする場合は場所選びを慎重にします。

水やり

病害虫の予防のために水は控え目がおすすめです。鉢植えの場合は葉がしおれてきたら水をあげます。地植えの場合は基本的に必要ありません。晴天続きで葉がしおれてきたらあげるくらいで充分です。

肥料

肥料をあげると葉が無駄に茂って、見た目が悪くなるだけでなく病害虫が発生する原因になります。食用の葉が欲しい場合でもない限りは必要ありません。

植え替え

基本的に植え替えはしません。鉢植えで明らかに土が痩せて硬くなってきた場合に土を入れ替えるくらいです。大きく育ちすぎた株は新しい株に更新してもよいでしょう。

増やし方

種まき

タンポポの綿毛ができる4~6月に採種し、冠毛を切り取り種だけにします。土に浅いくぼみをつけて種をまき、5mmほど土を被せてたっぷりと水やりをしましょう。発芽するまで日陰で管理し、土の表面が乾いたら水やりします。

根差し(根伏せ)

タンポポの成長期である4~8月に行います。タンポポの根を傷つけないように掘りおこしたら、一番太い根を3~5cmほど切り取りましょう。後は植え付けたい場所に1cmほど地面から出して斜めに挿すだけです。乾燥しないように水やりを続けていると発芽します。

病害虫

葉が密集しすぎるとアブラムシやハダニが発生したり、ナメクジに若葉を食べられたりします。水のやりすぎは根腐れの元です。うどんこ病が発生することもあるため、枯れた下葉はこまめに取る、葉を間引きする、乾燥気味に育てるといった配慮をしましょう。

タンポポコーヒーって?

タンポポはハーブの一種でもある

タンポポは日本でも昔から食べられてきたハーブの一種です。

東ヨーロッパや中東でも若葉をサラダに使います。日本では若葉や花を軽く塩ゆでしてから水にさらしてあく抜きし、おひたしや和え物、汁の実などにして食べてきました。

また開花前に根ごと掘り起こして水洗いし、細かく刻んで天日干ししたものは生薬である蒲公英(ほこうえい)になるなど、民間療法でも利用されてきたのです。

今でも若葉をサラダに使うほか、タンポポの葉を乾燥させてハト麦茶などと配合したタンポポ茶、乾燥させた根を焙煎したタンポポコーヒーとして活用します。

タンポポコーヒーの効能

タンポポコーヒーは19世紀のアメリカ合衆国で考案されたものです。名前には「コーヒー」とつきますが、コーヒー豆は使われていないためカフェインを含みません。しかしコーヒーと同じクロロゲン酸化合物を含むため風味が似ているのが特徴です。

効能としてはカリウムを多く含むことから利尿作用があり、むくみの改善が期待できます。

またホルモンバランスを整えるとされ、生理不順や母乳の出をよくするとされる健康飲料です。乳幼児を育てている最中の母親にはおすすめの飲み物といえるでしょう。

肝臓の機能も整えて解毒機能を高め、胆汁酸の分泌もよくしてくれるともいわれています。そのため脂っこい食事の後に飲むと消化を助け、胸やけの予防効果も期待できる飲み物です。

さらにタンポポコーヒーは食物繊維のイヌリンが豊富で便秘の解消が期待できます。また鉄分が豊富なことから貧血予防にもおすすめです。加えて血行もよくしてくれることから冷え性改善効果が期待できるなど、女性に嬉しい効果が多いのも特徴です。もちろんタンポポコーヒーを飲んでいれば絶対大丈夫ということはありません。食事のバランスや適度な運動など、人の健康の維持にはさまざまな要因が絡みます。しかしタンポポコーヒーが健康の一助となる可能性があるのもまた事実です。効能に期待したい事例があるという方は試してみるのもよいでしょう。

タンポポコーヒーを飲むときの注意点

まずはタンポポコーヒーの効能に胆汁酸の分泌を助ける効果がある点に注意が必要です。胆汁分泌に障害を持っている人が飲むと逆効果になる危険性があります。主治医に相談してから飲むようにしましょう。またタンポポはキク科の植物のため、キク科の花にアレルギーがある人も要注意です。アレルギー体質の方はあらかじめ検査を受けておくとよいでしょう。たとえ自分にアレルギーがなくても母乳を与えている乳児がアレルギー持ちの場合もあります。飲むときには少量から試すか、安全対策として乳児のアレルギー検査をしておくと安心です。

タンポポコーヒーの作り方

タンポポコーヒーはタンポポの根を使います。タンポポの根が一番栄養を蓄えているのは2~3月の花を咲かせる直前。道端に生えているものよりも、自分で栽培したものや家庭菜園をしている人に当たってみるのがおすすめです。

タンポポの根は細い根も使えるため大切に掘り起こします。葉の部分も食べられるので活用しましょう。葉と根を切り分けたら水洗いして土を落とします。歯ブラシを使うとすみずみまで土を落とせるのでおすすめです。

洗った根は天日でカラカラになるまで干して乾燥させてください。完全に乾燥したらすり鉢やミルサーで粉砕し、後はフライパンで焦げ付かない程度までローストすれば完成です。

完成したタンポポコーヒーはカップにフィルターをセットしてからティースプーンで1杯入れ、沸騰したお湯をゆっくりと粉全体を湿らせるように回しかければ飲むことができます。

タンポポコーヒーのおすすめの飲み方

タンポポコーヒーは人によって好みが分かれます。実際「まずい」という方も少なくありません。そこで口に合わなかったという方におすすめの飲み方をいくつかご紹介します。

まずはカフェオレ風です。牛乳か豆乳を足してみて好みの方を選びます。甘さが欲しいときにはきび砂糖がおすすめです。もちろん普通の砂糖でもよいので好みで選んでください。

甘さだけならはちみつもよいでしょう。1歳未満の乳幼児にはあげられませんが、母親が飲む分には問題ありません。

冷え性に悩む方には生姜と黒糖を入れたものもおすすめです。ホットのタンポポコーヒーにショウガの絞り汁、そして黒糖を溶かせば体ポカポカドリンクに。

このほかにもデザートに使うなどいろいろ試してみてください。

【おすすめのタンポポコーヒーはこちら

花や綿毛にほっこり、でも困っちゃう雑草

タンポポは黄色い丸い花の姿が小さな太陽のように見えて、気持ちをほっこりさせてくれる花です。しかし雑草として見た場合は手ごわいので何とも悩ましい植物でもあります。この先もほっこりしたり格闘したりし続けながら、長い付き合いになるのは間違いなさそうです。

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Posted by koroton