花梅【花を楽しむ品種】
梅は古来より花そのものを楽しむために品種改良されてきました。花梅です。実を楽しむ実梅と違い、花の美しさをひたすら追求した花梅。そんな花梅について、気まぐれに調べてみました。
花を楽しむための梅・花梅
花梅の基本情報
園芸分類 | 庭木・花木 |
形態 | 落葉高木 |
原産地 | 中国 |
樹高 | 3~10m |
開花期 | 1~3月 |
花色 | 白・ピンク・赤・複色 |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
そもそも梅とはどんな植物?
梅はバラ科サクラ属の落葉高木です。日本には朝鮮経由で渡来したというのが通説です。
しかしいつ日本に来たのかまでははっきりしていません。ただし弥生時代の遺跡から、梅に関する遺物が発掘されたことがありました。そのため九州あたりでは自生もあったと推察されています。
また『万葉集』には100を超える梅の歌が収められていることも無視できません。奈良時代には日本で栽培されていたのは間違いないとする説が一般的です。
さらに興味深いことに、『万葉集』で詠まれている梅の花の色は全てが白い花、とされています。この時代に花というと桜ではなく梅の花を指していたという点も興味深いです。
日本人にどれだけ梅の花が愛されていたかうかがい知れます。
花梅と実梅の違い
花梅の特徴
花の鑑賞を目的として品種改良されてきた梅が花梅です。そのため花は一重だけでなく八重咲きのものもあります。
さらに色も白だけでなく、薄いピンクから濃いピンクと色も豊富です。中には複色(ふくしょく)と呼ばれ、いくつもの色が混ざり合っている品種もあります。観賞性がより高くなるように改良されてきた結果です。
花梅は色や咲き方など花そのものだけでなく、香りや樹形も鑑賞して楽しみます。 寿命の長い木ということもあり、先を考えつつじっくり樹形を整えていくことも楽しみの一つです。 一方で実は食用には適さないものが多いとされています。
実梅の特徴
実の収穫を目的として品種改良されてきた梅が実梅です。しかし実梅であっても鑑賞価値が高く、香りもよい花を咲かせてくれます。
難点としては、梅の特性として自家受粉しにくいという性質があることです。実付きをよくしたい場合には、同じ時期に咲く2品種以上を一緒に植える必要があります。
※実梅についてはこちらをどうぞ
梅の花言葉
全般を指す花言葉は、「上品」「高潔」「忍耐」「忠義」です。
「上品」「高潔」「忍耐」の由来は、冬の寒風に耐えながら花開く様子から付けられました。
そんな中でも異彩を放つ「忠義」の花言葉の由来は、太宰府天満宮の「飛梅」です。左遷された菅原道真のもとに、大切に育てた梅の木が一夜で飛んできたという伝説にちなんで付けられました。梅の花言葉は花の色によっても変わります。赤やピンクの花を咲かせる紅梅は「あでやかさ」、また白梅は「気品」です。
花梅の代表品種
花梅の一般的な分類方法は「3系9性」
花梅は「3系9性」に分類されます。この分類方法は、明治時代に小川安村氏が、著書の『梅譜』の中で提唱した分類法です。
まずは花梅ごとに木の性質や花の特徴などから、「性(しょう)」としてグループ分けをします。さらにその「性」を3つの系統に振り分けたものが、現在でもよく知られた分類法として定着しているのです。
梅は多数の品種があり、現在300種類を超えているといわれています。中国から渡来したものだけでなく、江戸時代に品種改良が盛んに行われたことも理由の一つです。
3系9性は花梅の分類法の中でも優れたものとして今も使われています。
野梅系(やばいけい)
中国から渡来した最も原種に近い品種とされる花梅が野梅系です。花梅の過半数がこの野梅系といわれ、花梅を代表する系統になっています。
特徴は枝が細くて小枝が多く、花や葉も比較的小さめなことです。花が小さい割には香りがとてもよいという特徴もあります。
野梅性(やばいしょう)
野梅系の中でも最も原種に近いとされる花梅が野梅性です。花の色は白やピンクが中心ですが、中には赤い品種もあります。
野梅系らしく枝は細く、トゲ状の小枝が多くみられるのが特徴です。新しく伸び始めたばかりの枝は緑色ですが、日焼けをすると赤みがさします。
葉は比較的小さめで毛がなく、花の香りが強いです。
野梅性の代表品種には以下のものがあります。
- 白花系:初雁(はつかり)・冬至(とうじ)・日月(じつげつ)など
- ピンク系:道知辺(みちしるべ)・紅冬至(べにとうじ)・見驚(けんきょう)など
- 赤系:八重寒紅(やえかんこう)など
この他にも複色(ふくしょく)系の「思いのまま」などの品種があります。
難波性(なにわしょう)
トゲ状の小枝は少ないものの枝はよく茂り、丸い葉に遅咲きの八重の花が特徴です。
やや樹高が低めの園芸品種で花の香りもよく、扱いやすい品種といえます。挿し木が可能な品種が多く、増やしやすい花梅です。
難波性の代表品種には、白系の蓬莱(ほうらい)や、ピンク系の難波紅(なにわこう)・御所紅(ごしょべに)などがあります。
紅筆性(べにふでしょう)
紅筆性のつぼみは先が紅くとがっているため、「紅い筆」のように見えます。そんな紅いつぼみも、開くと中は白い品種が多いです。この変わった特徴こそ紅筆性の持ち味といえます。
さらに花びらの先はとがったままで、紅色も挿し色のように残るのです。そのためより一層花の美しさが引き立ちます。
つぼみと花とそれぞれ別の楽しみ方ができる品種です。
紅筆性の代表品種には、白系の紅筆(べにふで)や古金欄(こきんらん)、ピンク系の内裏(だいり)などがあります。
青軸性(あおじくしょう)
枝や花のガクが常に緑色をしていて、つぼみも緑がかった白い色をしています。花は開くと青白色をしている品種が多いことも特徴です。
青軸性の代表品種は、月影(つきかげ)・白玉(しらたま)・緑萼 (りょくがく)などがあります。
緋梅系(ひばいけい)
野梅系の変異種の花梅です。緋梅系のほとんどの花は、紅色や緋色(ひいろ)をしています。さらに花が白くても枝や幹の中は赤いという面白い特徴も。
葉は小さめで盆栽などにも人気の系統です。
紅梅性(こうばいしょう)
ほとんどの品種が名前通りの明るい紅色の花を咲かせます。新しく出てきた枝は、緋梅性のように黒褐色になることはありません。青みが残り続けるのが特徴です。
緋梅系でありながら、枝の中はそこまで赤くならないという特徴もあります。
紅梅性の代表品種は以下の通りです。
- ピンク系:東雲(しののめ)・夏衣(なつごろも)・鴛鴦 (えんおう)・幾夜寝覚 (いくよねざめ)など
- 紅・緋色系:大盃(おおさかずき)・紅千鳥(べにちどり)・緋の司 (ひのつかさ)など
- 白系:雪の曙 (ゆきのあけぼの)など
緋梅性(ひばいしょう)
緋梅系の中で最も花が赤いといわれる品種です。
多くの品種は成長が遅く、新しく出てきた枝は日焼けをすると黒褐色に変化します。盆栽にも適した品種です。
緋梅性の代表品種には、赤系の緋梅(ひばい)・鹿児島紅(かごしまべに)・蘇芳梅 (すおうばい)などのほか、花の中央に朱がさす白系の鈴鹿の関 (すずかのせき)などもあります。
唐梅性(とうばいしょう)
咲いた花の色が変化していくことが一番の特徴の品種です。咲いた時はピンクや赤だった花の色が、咲き終わりの頃には白くなります。
さらに花柄(かへい)が長くて下を向いて咲く点も、他の梅の花にない特徴です。
唐梅性の代表品種は、唐梅(からうめ)・八重唐梅(やえからうめ)などがあります。
豊後系(ぶんごけい)
梅と杏(あんず)を交配して作られた品種が豊後系です。葉が大きくて育ちも良く、花びらが大きいため見応えもあります。
花の色は杏との交配品種らしくピンク系が多く、大ぶりな八重の花が咲くのが特徴です。しかし残念ながら香りは弱いという欠点があります。そのため観賞性はやや劣るといえるでしょう。
また梅の中では遅咲きといわれる品種です。
豊後性(ぶんごしょう)
杏との雑種性が強く出た品種で、枝はやや太く、成長力の強い花梅です。
新しく出てきた枝は、日焼けすると茶褐色に変化します。葉も丸くて大きく、表面に毛が生えている点が大きな特徴です。
花梅の中でも大輪の花を咲かせ、色はピンク系が多いものの白い品種もあります。豊後系らしく遅咲きなので、長く梅を楽しみたいなら混植するのもよいでしょう。
豊後性の代表品種は以下の通りです。
- ピンク系:桃園(ももぞの)・楊貴妃(ようきひ)・武蔵野(むさしの)・八重揚羽(やえあげは)など
- 白系:巻立山(まきたつやま)・滄暝の月(そうめいのつき)など
杏性(あんずしょう)
杏と梅の中間的な品種です。
豊後性と比較して枝も細く、葉は小ぶりで表面には毛が生えていません。新しく出てきた枝は、日焼けすると灰褐色に変化します。
花は濃淡はあるもののピンク系が多く、遅咲きで香りが弱い点は豊後系らしいです。
杏性の代表品種には、白花の一の谷(いちのたに)や、ピンク系の緋の袴(ひのはかま)・記念(きねん)・江南所無(こうなんしょむ)などがあります。
花梅の育て方
置き場所・植え付け場所
半日陰でも育ちますが、日当たりのよい場所を好みます。日当たりのよさで花付きに大きな差が出るので注意してください。また風通しのよい場所を好むものの、冬の寒風には要注意です。花梅は年間の平均気温が7℃以上、4~10月の平均気温は20℃くらいが一番花を咲かせるといわれています。
土
鉢植えの場合
適した用土は、水はけのよい有機質に富んだ土です。
そのため中粒の赤玉土2~3に対して、完熟腐葉土か樹皮堆肥を1の割合で混ぜた土がよいでしょう。
鉢は素焼きのものを選ぶと通気性もよく、根が傷みにくくおすすめです。
地植えの場合
水はけのよい場所を選んで植え付けてください。
また、元肥として、掘った穴の底に腐葉土や堆肥といった有機質肥料を入れます。緩効性化成肥料でも大丈夫です。
植え付け
鉢植え・地植えともに12~3月の芽吹き前に行います。
ただし厳冬期と開花期は避けてください。花芽がふくらみ始めていたら、花が咲き終わってから植え付けます。
元肥として鉢植えの場合は鉢底に、地植えの場合は植え穴の底に、有機質肥料か緩効性化成肥料を入れておきましょう。
水やり
鉢植え、地植え両方とも、植え付けから2年間は表面が乾いたときにタップリと与えます。ただし庭植えは3年目からは水やりは必要ありません。夏に雨が少なく、乾燥がひどいときには水をあげてください。
肥料
鉢植えの場合
花が終わった後にお礼肥という形で与えるのが一般的です。
緩効性肥料を根元にまいて、体力を回復させることで根張りをよくします。新芽や花芽を増やす効果もあるので、忘れず与えましょう。
地植えの場合
鉢植えと異なり、寒肥として12~1月の花が咲く前に与えます。
固形の油かすをはじめとした、緩効性の有機肥料を与えるのが一般的です。寒肥には花梅の健康を維持する効果があります。肥料は根元周辺に埋めるようにしてあげてください。
植え替え
鉢植えの場合
1~2年ごとに植え替えを行い、根詰まりを防止します。
植え替えの適期は12~3月上旬です。ただし、冬場の厳寒期は避けてください。
株全体を大きくしたいときには、大きめの鉢に植え替えます。
植え替えの際に太い根や古い根を切り落とすとよいでしょう。鉢底には緩効性肥料を元肥として入れます。
地植えの場合
通常は場所を移動したい場合以外、植え替えすることはまずないでしょう。大きくなる木なので、植え替えるときは専門業者に頼む必要があります。
植え替え適期は鉢植えと同じく12~3月上旬の芽吹き始めの前です。注意点は厳寒期の植え替えは避けること。これも鉢植えと同様です。自分で植え替えを行うときは、植えつける前に元肥として肥料を与えるのを忘れないでください。
剪定
鉢植えの場合
「桜切るバカ、梅切らぬバカ」というように、剪定は大事な作業です。
まずは花が終わったときに花柄を摘みとっておきましょう。小さい樹形のままにしておきたい場合は、一緒に花を付けた枝の付け根付近、2~3芽を残して切り戻します。
注意点は切り戻す前に葉芽が付いている場所を確認することです。葉芽を残さないと葉が少なくなってしまうため木が弱ります。
芽が伸びるであろう方向も考えて葉芽を残すと樹形が整いやすいです。
なお株をより大きく育てたい場合には、剪定する必要はありません。
地植えの場合
6~7月に伸びすぎた徒長枝を切り戻します。込み合った枝の間引きも重要です。
花梅の花芽は7~8月につき始めます。徒長枝以外の充実した枝についた葉の付け根にある芽が花芽です。
開花前に樹形を整えたいときには、11月に切り戻しを行ってください。太い枝を落として仕立て直したいときは、2月下旬~3月中旬が適期です。
太い枝を落としたときは病原菌の侵入を防ぐため、癒合促進剤を切り口に塗って保護しましょう。
増やし方
種まき
花梅には種から発芽した芽が親木と同じとは限らないという特徴があります。全く異なる花梅になることも珍しくない点を意識した上でまきましょう。
熟して落ちた実から種を取り出してよく洗い、ビニールなどに密封して冷蔵庫で保存します。11~12月に種を取り出して改めてよく洗い、深さ15~20cmの育苗箱に小粒の赤玉土を敷いてから植え付けてください。
植え付けの株間は5cmほどです。10~15cmほど土を被せます。種をまいた後は乾燥させないよう注意しましょう。
まいた種は春に芽を出します。発芽させるコツは、まいてからもしっかり低温に当てることです。
発芽した苗は接ぎ木の台木としても使えます。花が気に入らなかったら台木として使う方法もありです。
接ぎ木
一般的な花梅の増やし方はこの接ぎ木です。種をまいて出た芽を1~3年ほど育てて台木にします。
まずは台木の準備です。根元よりも少し上の部分を切り落とします。縦に切り込みを入れてから斜めに切り上げ、三角形になるようにしてください。
次に挿し穂を準備します。前年に生えた枝を5cmほど切って穂木にしましょう。台木の切り口に合わせて、穂木の切り口の形を整えます。切り口同士を密着させたら、接ぎ木テープを巻いて台木に固定して完了です。
作業が終わったら鉢ごとビニール袋に入れ、乾燥させないように管理します。涼しい半日陰において、枝が十分に育つのを待ってから植え付けてください。
挿し木
花梅は挿し木では増やしにくい植物です。活着が悪いため初心者には向きません。発根しやすい品種もありますが、無理せず種まきで台木を作り、挿し木で増やす方がおすすめです。
なお、挿し木の方法は2種類あります。休眠挿しと緑枝挿しです。
休眠挿しは冬に休眠中の枝を用意し、その枝を3月中旬に挿します。緑枝挿しは6~7月上旬に新鞘を挿す方法です。
上級者でも難しい方法ですが、気が向いたら挑戦してみるのもよいでしょう。
病害虫
病気
糸状菌が原因となるうどんこ病や黒星病に注意が必要です。
こすかしばを散布して予防するのがおすすめです。
害虫
定番のアブラムシのほか、オビカレハ、コスカシバに注意します。
オビカレハの幼虫は「ウメケムシ」とも呼ばれる花梅定番の害虫です。若齢幼虫は糸で覆った巣を作るので、広がらないうちに巣ごと処分します。
コスカシバは、幹の中を食害する害虫です。放っておくと木が枯れてしまうこともあるため、早めに見つけて対処しましょう。
虫の姿が見当たらないのにフンがある、木からヤニが出ているといった場合には、幼虫による侵食が起こっている合図です。6~9月にかけて薬剤で防除、駆除するとよいでしょう。
花梅の名所
【東京都】湯島天満宮
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湯島天神は文京区にある梅の名所です。いわずと知れた学問の神様である菅原道真を祀った神社の1つになります。
20品種300本と本数は少な目ながら、背景とのコントラストが美しい梅の名所です。
美しく咲く梅の花は見る人に癒しを与えてくれます。
【神奈川県】小田原フラワーガーデン
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小田原市にある小田原フラワーガーデンでは、早咲きの品種から遅咲きの品種まで、約200種の梅を堪能することができます。
そのため時期をずらしつつ、何度も足を運びたくなる梅の名所の一つです。
小田原フラワーガーデンでも毎年梅まつりを開催しています。梅の花の美しさをぜひ楽しんでください。
【三重県】結城神社
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結城神社は津市にある神社です。南北朝時代に後醍醐天皇を奉じて、「建武新政」の樹立に尽力・貢献した結城宗広公が祀られています。
また約300本の「しだれ梅」の名所としても有名です。しだれ梅のほかにも10種類80本の梅の木が植えられていて、見応えがあります。
結城神社では1月下旬から早咲きの品種が咲き始め、3月中旬まで長く楽しめる名所です。しだれ梅の見頃は3月上旬と遅咲きながら、その姿は圧巻の一言。毎年多くの観光客が集まります。
【大阪府】万博記念公園
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吹田市にある5,500平方メートルもの広大な自然文化園に、約120品種・約600本の梅が植えられています。
この他に日本庭園内にも梅林があり、こちらでは約40品種・約80本の梅を楽しむことができるおすすめスポットです。
【福岡県】太宰府天満宮
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太宰府市にある太宰府天満宮は、学問の神である菅原道真の墓所の上に社殿を造営した、全国12,000社ある天満宮の総本宮です。
菅原道真といえば、太宰府に左遷されるときに詠んだ「東風(こち)吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」の歌がよく知られています。その歌を送られた梅が一夜にして太宰府まで飛んできたとされるのが、ご神木でもある「飛梅」です。
「飛梅」は早咲きの品種のため、毎年境内で一番に開花します。しかし天満宮内には200種6,000本ほどの梅があるため、「飛梅」以外でも見応えは文句なしです。そのため梅の花を見るために毎年多くの人がおとずれます。
春を感じさせる花梅
我が家に梅の木はありません。しかし時期になると近所でも梅の花をよく見かけるようになります。地元にも梅の名所が何か所かあり、満開の時は見事の一言です。
あなたの家の近くにはどんな梅の名所がありますか?梅の花と香りを楽しむために、ちょっと出かけてみてください。